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寄り道

私が企業家になって、
すでに五十年近くの月日が経つ。
この肩書きに敬意を抱いたことは一度ものない。
ビジネスこそ、
大自然の敵にして先住民文化の破壊者であり、
貧しい人々から奪ったものを富める者に与え、
工場廃水で土壌汚染を引き起こしてきた張本人なのだから。
社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論 社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論
イヴォン・シュイナード (2007/03)
東洋経済新報社

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青森県、十和田湖。
towadako1.jpg


延々東北自動車道を駆け上がっている間に、
盛岡に泊まり、秋田県にも少し寄り、
高速を下りてから、温泉に寄りました。
温泉は、地元の方にダーツの旅バリに、
「こんにちは。何してるんですか?」と話しかけて、
地元民御用達の場所を教えてもらいました。
お湯が熱くて入れない。
水を加えようとしても、
こもってむせる湯気を窓から逃がそうとしても、
怒られる。
そして方言が強いため、何を怒られているのか分からない。

十和田湖は曇っていました。
ただ、雨が降って少し晴れ間が出たのは最高に気持ちのよいものでした。
マイナスイオンたっぷりです。

畔にある十和田神社。
参拝して戻ろうと思ったら、裏手に階段がありました。
kuma.jpg

熊にどう注意していいのか。
キーホルダーにつけていたスズカン鈴をリンリン鳴らしながら登ります。

途中から階段はなくなって、転がっている岩や
木の根を利用した道になり、頂上へ続く。
上へついてみると、3メートルくらいの岩がある。
いくつかの岩が折り重なりあって、屹立している。

その奥に、「占い場へは急なはしごになっております」の標識。

進んでみると、崖になっていて、
真下に湖が見える。
こちらが下からの画像。
hashigo.jpg


このはしごが二つ分。高さがどのくらいかはよく分からない。
降りていく途中で、運動不足と怖いのとで膝が揺れる。
落ちたら死んでしまうのを忘れようとするのと、
サンダルを履いてきたことを後悔するのとで、
精一杯でした。

無事湖までたどり着くと、
ここからは、醜悪なアヒルのボートも
(なぜあんなものを浮かべようとするのでしょう)
観光客のためのお土産やも見えないから不思議です。
足はずっとガクガクしていますが、
ここへ下りてきてからは、運動不足よりも、
大きなものを前にして緊張している気持ちでした。
uranai.jpg


「ここは、十和田信仰の占い場で、
 願いをかけて湖に物を投げ入れると、
 願いがかなうときはどんなに重いものでも
 沈まずに沖へ流されていきます」

無事占いを済ませ、
といってもやり方がわからないので、勝手にやっただけですが、
またはしごを上ります。

登っている途中で思い出したのが、
冒頭のイヴォン・シュイナードの本。
パタゴニア創業者の自伝です。
以前、小澤さんがブログで薦めていたので、
買っていました。

山頂について、かばんの中からこの読みかけの本を取り出して、
岩の上で最後まで読んだ。
幼いころから60歳を過ぎた今でも、
ロッククライミング、サーフィン、フィッシング、ダイビングなどに
親しむ著者が、はじめはクライミング用の道具の販売から始めた会社が
パタゴニアだ。

強烈な自然環境保護への思いと実践、
品質へのこだわり、
既存の企業のあり方への挑戦心の表れが
パタゴニアという企業だ。

「私は人間が悪であるとは思わない。
 ただ単に、あまり知性のない動物であるだけだ。
 自分の巣を荒らすような愚かで意地汚い動物はいない
 -人間のほかには」

「パタゴニアは従来の常識に挑み、
 信頼できるビジネスの形を示すために存在する。
 現在広く受け入れられている資本主義のモデル、
 果てしない成長を必要とし、
 自然破壊の責めを負ってしかるべきモデルは、
 排除しなくてはならない。」

最初から最後までこのテンションです。
企業を創ってそれを存在させ続けるということは、
社会や世界に対して、どんな影響を与えたいかを
実現するやり方でもあるのだと思います。

妙に打たれる本でした。
ちょっと宗教書か、かもめのジョナサンみたいな読後感です。
ここに書かれているいくつかの理念は、
実践され、完成を目指していて、
他の人々や企業や政府を動かしています。

本当にすごい。
普通に使われる意味での「頭がいい」とは
また違う知性を、提示してもらいました。

今、岩手県花巻です。
これから、宮沢賢治ものと、遠野へ足を伸ばして、
仙台へ戻ります。
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プロフィール

しんいちろうた

Author:しんいちろうた
身分:
慶應大学中退
大手広告会社内定取り消し

肩書き:
小澤家書生、小澤総合研究所研究員
某氏事務局副事務局長

口上:
企業に入れず、転がり込んで、
内弟子、書生にカバン持ち。
右腕ならぬ右手の小指。
丁稚奉公、押しかけ女房。
呼び名はとにかく多々あれど、
一歩下がって五歩進め。
幸か不幸か表か裏か、
きれいはきたない、
きたないはきれい。
とにかく毎日おともをしながら、
社会勉強奮闘中

座右の銘:
失敗は成功の母
転んでもただでは起きぬ
捨てる神あれば拾う神あり
ずうずうしくなれ

連絡先
shosei.comあっとgmail.com

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